非営利団体インタビュー@NPO法人 かが育成会

2021.07.21
その他活動

就労支援施設グリーンファームもぐさんにお邪魔し、【NPO法人かが育成会】副理事長の谷井様にお話をお伺いしました。

かが育成会は、加賀市内にお住いの知的障がい児、者及び家族の方々を中心として作られている会です。 石川県手をつなぐ育成会、全日本手をつなぐ育成会の組織にも所属し、知的障がい者が地域住民として社会参加をするに必要な条件を整えられるように援助し、 健全な育成を図ることを目的としている会です。

この日は、お恥ずかしいことですが、谷井様とお話しさせていただき初めて知ることの多いインタビューの時間となりました。いや、目を向けて来なかった、知識として知ったかぶりをして生活を送っていたと認めるべきかもしれません。

ノーマライゼーションという考え方をここでご紹介させていただきます。 「障がいのある人が障がいのない人と同時に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」という考え方(理念)がノーマライゼーションです。 この理念に基づき国際連合総会で採択された障害者権利条約の批准に向け、日本では2011年に障害者基本法の整備の一環として改正されました。たった10年前のことです。人々を違いで分けるのではなく、個性を持った人びとが入り混じり、互いに支え合うノーマライゼーション。「障害がある人を変える」という意味合いではなく、彼らがありのままで健常者とともに生活ができるように「周りが変わる」という視点を持ち合わせています。 障がい者は大規模施設に入居させられてしまいがちですが、ノーマライゼーションの理念から、慣れ親しんだ地域で暮らせるようにと、就労支援施設や少人数のグループホームなどをかが育成会さんは運営されています。

入居者はホームの中の人たち同士、またホームの外の地域の人たちとも互いに支えあって暮らしています。 ですが、いまだに障がい者に対する「障害があり、助けが必要な人」という視線があることは否めませんよね。 自分自身もそうです。 地域で生活するには困難な物理的なハードル(バリアフリーやユニバーサルデザインでない環境)や、「障がい者」として見る心理的バリアはまだまだ存在しています。 加賀市はどうでしょうか。これらは今後取り除かれていかなければなりません。

私たちは誰もが何かしらの不便や問題を抱えています。 問題を抱えながらもそれぞれが持つ能力や可能性を高められるよう、ノーマライゼーションに基づいた価値観が一般化され、誰もが幸せに暮らせる地域社会を実現しなければならないと切に感じました。 見て見ないふりをしたり、分かっている風の振る舞いをしたり、無理に変えようと押し付けるのではなく、 私たちには何ができるのか・・・。

谷井様の言葉を反芻し、自問自答しながらこの日は事務所に戻りました。 谷井様、グリーンファームもぐの皆さま貴重な機会をいただき本当にありがとうございました!

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