全国で活躍するゲストから学ぶ「TALK 47」を初開催しました!

「TALK 47」では、公益財団法人あくるめが、他地域で活躍するゲストを招き、活動のご紹介やストーリーなどを対談形式で紐解いていきます!
記念すべき第一回目は、2月28日におんせん図書館みかんにて開催し、 滋賀県で活躍されている清水さん&澤田さんがお越しくださいました! 「自分たちの地域は自分たちが作る」 「みんなにとって良いことは結果的に自分に返ってくる」、 商売人の町、長浜では、 経済、環境、未来世代のことも含めて、活気のある持続的なまちづくりが進められているようです。おふたりの活動、今後の展開についてお話を伺いました。
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【ゲスト紹介】 清水 広行(しみず ひろゆき)さん
「ONE SLASH」代表 https://oneslash.jp/
「RICE IS COMEDY」リーダー https://oneslash.jp/riceiscomedy/
元スノーボード選手。怪我を機に選手活動を引退し、地元に戻った後は家業であった建設業を継ぎながら農業を始める。地元西浅井町をもっと活性化するべく、 「ONE SLASH」 を立ち上げた後、農業を楽しく・面白く伝えたいという想いから、農業プロジェクト 「RICE IS COMEDY」 を発足。様々な活動に取り組む。
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(写真)左:澤田さん 右:清水さん
滋賀県長浜市にコミュニティ財団をつくろうと、全国各地を視察しているおふたり。今年1月に開催された全国コミュニティ財団協会の年次大会でお会いした際に、公益財団法人あくるめの活動に興味を持ってくださり、加賀市まで来てくださいました。

清水さんが代表を務める 「ONE SLASH」は、滋賀県北部、琵琶湖の北端沿いに位置する長浜市西浅井(にしあざい)町を拠点とし、地元で生まれ育った20〜30代の6人チームが 「僕たちの地元でも、いくらでもおもしろいことをやれるよ」 と子供たちに伝えるために、地元を思いっきり楽しみ、地元の可能性を拡げる様々な活動をしています。 地元のお祭りを復活させたり、お米に関わるイベントを開催したり、 人口4000人の町に、4000人の来場者を呼ぶことができたそうです。
「ONESLASH」が取り組む農業プロジェクト 「RICE IS COMEDY」 は、農業のネガティブなイメージを払拭すべく、「米作りは喜劇だ」というコンセプトを掲げて、米作りの楽しさを伝える活動です。 通りがかりの人に炊き立てのお米で作ったおにぎりをふるまう「ゲリラ炊飯」は話題となり、今では全国から多数の依頼が来るほどに。地元のスーパーや居酒屋に行くと「YouTube 見てます!」と声を掛けられることがよくあるそうで、地元からの応援も熱いようです。

澤田さんは元銀行職員で、現場に出ていないと説得力がないからという理由で銀行職員を辞め、現在は個人で中小企業の事業再生をおこなっているとのこと。 経営状況の厳しい会社を立て直し、その会社が大臣賞をもらった経験について、「いや~大変でしたよ~。良い仕事した!って思います。」と、にこっと笑って話す澤田さん、人柄の良さが溢れ出ていました。

楽しそうな活動の裏側で、事業の持続性やインパクト、地域の中でまわす仕組みまでしっかり考えていらっしゃるおふたり。 地域に良い資金循環と人の繋がりをつくっていくための場はできていて、あとは誰かがやると言うだけという状況で、清水さんが手を挙げ、まさに走り出そうとしているところです。
社会的な活動は、非営利・ボランティアになりがちですが、地域にとって必要なことだからこそ、お金を循環させて持続可能にする必要がある。そして、地域のことを自分事だと思ってやっている人を大切にして、企業や行政、いろんなセクターの方と一緒にまちづくりをしていくポイントを学ばせていただきました。
質問が行き交い、新たな気づきや学びがとても多かった「TALK 47」。 参加された皆さんの今後の活動に活かしていっていただけると幸いです。
清水さん&澤田さん、みかんに来てくださった皆様、ありがとうございました!
